ヘリコバクター・ピロリ検査

ヘリコバクター・ピロリ菌とは

方針イメージ

 ヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)とは、胃粘膜に住みつく細菌のことです。

 ピロリ菌がいることで慢性胃炎の状態となり、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因となることがあります。

 また、胃がんの主要なリスク要因の1つとされています。
(WHOが胃癌の約8割はピロリ菌と関連していると明言しています)

 当院では、内視鏡検査の際にピロリ菌感染を疑うような慢性胃炎を認めた場合には、最も信頼度の高い方法である「尿素呼気テスト」でピロリ菌感染の有無を調べることができます。
 ただし、結果が出るのは1週間後です。

※ 平成25年2月より、ピロリ菌感染慢性胃炎における検査および除菌治療が保険適応となりました。

 検査を希望される方は診察時にご相談ください。
 

以下のような症状がある方は検査をお勧めします

 ピロリ菌が感染していると慢性胃炎の状態となり、以下のような症状をおこすことがあります。
 以下のような症状がある方は、内視鏡検査でピロリ菌検査および除菌治療の対象となるような異常がないかどうか、検査を受けられることをお勧めいたします。

 ・胃もたれ
 ・胸やけや吐き気
 ・食欲不振
 ・空腹時の痛み
 ・食後の腹痛

ピロリ菌の検査「尿素呼気テスト」について

 食道・胃内視鏡検査(胃カメラ)で慢性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍(以前の傷痕でも可)などが確認された方でないと、ピロリ菌の検査および除菌治療は健康保険で認められていません。
 内視鏡検査は他の医療機関で受けられたということでも検査は可能です。その場合は、他の医療機関で食道・胃内視鏡検査を受けられた日(○月○日)を診察時にお知らせください。

 尿素呼気試験は「朝絶食」で来院して頂き、胃の中が空っぽの状態でまず呼気を採取し、その後、ユービットというお薬を服用いただき、身体の向きを変えて胃の中にまんべんなく薬を行き渡らせた後に、再度呼気を採取して検査会社に提出します。
 検査に要する時間は約20分です。結果は1週間後に説明します。
 内視鏡検査を受けられた日に行う場合は、内視鏡検査が終了し、のどの麻酔の効果が切れた頃に行います。

 もしも内視鏡検査を受けられた日に行う場合は、内視鏡検査が終了した後、のどの麻酔の効果が切れた頃に行います。
 

ピロリ菌の除菌治療について

 ピロリ菌の除菌療法は、2種類の「抗菌薬」と1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」の合計3剤を、
1日2回、7日間服用する治療法です。 1回目の除菌療法の成功率は約75%です。
 もしも1回目の除菌療法で除菌できなかった場合は、2種類の「抗菌薬」のうち1つを初回とは別の薬に変えて、2回目の除菌療法を行います。2回目の除菌療法の成功率は約85%とされます。
 ※2回目の除菌療法まで合わせると、全体の除菌成功率は約95%です。